「ブンタウ」は、ホーチミンから高速船で手軽に行ける距離にあります。ベトナムのなかでも一年中ビーチを楽しめるリゾート地として人気です。

ブンタウへ行くには、ホーチミンからのアクセスが便利です。ホーチミンからブンタウへは、高速船を利用するか、バスに乗る、ツアーを利用するのが一般的です。

透き通る青い海と白い砂浜が広がる美しいブンタウは、リフレッシュしたい旅行者にぴったりです。ここではブンタウへの詳しいアクセス方法と、おすすめ観光スポットを紹介します。

ブンタウの基本情報

ブンタウ アイキャッチ画像

ブンタウは、ベトナム南部に位置する海沿いのリゾート都市です。

ホーチミン市から比較的アクセスしやすく、週末の旅行先としても人気があります。

美しいビーチやシーフード料理、歴史的な観光スポットなどが魅力です。

項目詳細
名称ブンタウ
場所ベトナム南部にある、年間を通して海水浴が楽しめるエリア
見どころバックビーチやフロントビーチなどの海水浴場
有名な観光名所キリストの像やブンタウ灯台、ナイトマーケットもにぎわう
公用語ベトナム語、ホテルでは英語も通じやすい
アクセスホーチミン市から高速船で約2時間ほど
気候熱帯モンスーン気候で基本的に高温多湿
ベストシーズン12~3月

日本からブンタウへのアクセス方法

日本からブンタウへの直行便はありません。ホーチミン市からブンタウへ向かうのが一般的です。

日本からホーチミン市へは直行便が出ています。

出発地ホーチミン市までの所要時間飛行機
成田、羽田空港約6時間20分ベトナム航空、ベトジェットエア、JAL、ANA、大韓航空、チャイナエアラインなど
関西国際空港約6時間シンガポール航空、ベトジェットエア、ANAなど
福岡空港約3時間30分ベトナム航空
中部国際空港約5時間30分ベトナム航空

ホーチミン市からは、バスや高速船、ツアーのリムジンバスを利用してブンタウへ移動しましょう。

ホーチミン市からブンタウへのアクセス方法

ブンタウ海岸
ブンタウ海岸

さっそくここからは、ホーチミン市からブンタウへの移動方法について詳しく紹介します。

ホーチミン市からタクシーを利用することも可能ですが、料金は高額になります。またホーチミン市からブンタウまでは約100㎞の距離があるので、タクシーだと断られることも多いです。

やはりブンタウへのアクセスは「高速船」か「バス」「ツアー会社」の3択です。

ブンタウへの行き方その①:船で移動する

ホーチミン市からブンタウへの行き方は、高速フェリーが人気です。

ブンタウ行きのフェリーは、「GreenlinesDP」という会社が運営しています。フェリー乗り場は、市内中心部のドンコイ通りをまっすぐ進んだ突き当たりに位置しており、アクセスも便利です。

チケットは事前に「GreenlinesDP」の公式ウェブサイトで購入可能です。また当日券に空きがあれば、船着場でも購入できます。乗船券は大人1枚320,000 VND(約1,800円)です。

ホーチミン~ブンタウ間は約2時間で、船内にはトイレや軽食の売店も完備されています。お茶を配給してくれるサービスもあり、車と違って渋滞もないので快適です。

フェリーと聞くと海を走るイメージがありますが、ブンタウ行きのフェリーはサイゴン川を走ります。森の中の細い川をぐんぐん進み、マングローブの林を縫うように進む様子はまるでジャングルクルーズです。

ブンタウまでフェリーで移動するだけでも楽しい旅行体験になるでしょう。ただし揺れることも多いため、船酔いしやすい方は要注意です。

行き方その②:バスを利用する

ホーチミン市内各所のバスターミナルから、ブンタウ行きのバスが頻繁に運行されています。

料金が比較的安く、手軽に利用できます。所要時間は約2~3時間です。

リムジンバスはミニバンのような形が多く、1人ずつ席が分かれているタイプが多いので快適です。

予約方法の一例

  1. バス会社に電話をする
  2. オンライン上のメッセージでやり取りをする
  3. オンラインで空席の予約を取り、当日に乗車する

当日バス乗り場に行って乗車する方法もありますが、しっかり席を確保してゆっくり移動したい場合は事前にリムジンバスを予約しておくのが良いです。ベトナム語が話せない場合も英語で対応できます。

ただし日本語でバスを予約することはほぼできたいので気を付けましょう。料金は200.000VND(約1,140円)です。

行き方その③:ツアーを利用する

最も安全で簡単に移動できる方法は、ホーチミン市からブンタウへの日帰り旅行ツアーに申し込むことです。

ブンタウへの日帰りツアーは、多くの旅行会社やオンラインサイトにあります。

ツアー内容の一例

  • 主要な観光スポットの訪問
  • 観光ガイド
  • 食事
  • 移動手段(リムジンバスまたは高速船)

旅行内容にもよるものの、金額は日本円で6,000円~です。

個人でフェリーやバスを予約する場合、言葉の壁があることでうまく予約できないことも多いです。しかしツアーならすべて旅行会社が手配してくれます。

さらに現地に詳しいガイドが同行するため、言葉の心配や道に迷う心配がありません。また交通手段や観光スポットの手配もツアーに含まれているため、安心して旅行を楽しめます。

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ブンタウのベストシーズンは?

ブンタウ ビーチ

ブンタウは、年間を通して温暖な気候で、いつでもビーチリゾートを楽しめる場所です。

特に旅行におすすめのベストシーズンは、乾季にあたる11月から4月です。反対に5~10月は雨期にあたるため雨が降りやすいですが、1日中降り続くことは少ないため観光も楽しめます。

乾季(11月~4月)

  • この時期は降水量が少なく、晴天の日が多いため、海水浴やビーチでのアクティビティに最適です。
  • 気温も比較的安定しており、過ごしやすい気候が続きます。
  • 特に12月から3月にかけては、湿度が低く、カラッとした快適な気候なので、観光にも適しています。
  • ただし、年末年始やテト(旧正月)の時期は、観光客が増加し、ホテルや交通機関の料金が高騰する傾向があります。

雨季(5月~10月)

  • この時期は降水量が多く、特に9月と10月はスコールに見舞われることがあります。
  • ただし、一日中雨が降り続くわけではなく、短時間のスコールと晴れ間が交互に訪れることが多いです。
  • 雨季は観光客が比較的少ないため、穴場スポットをゆっくりと楽しみたい方におすすめです。
  • 雨季の時期は緑が豊かで、植物が生き生きとしている様子を楽しめます。

ブンタウのおすすめ観光スポット

ここからは、ブンタウにあるおすすめの観光スポットを7選紹介します。いずれもブンタウにきたらぜひ訪れてほしい必見スポットです。

バック・ビーチ

ブンタウ バックビーチ
ブンタウ バックビーチ

バックビーチはブンタウ最大のビーチで、約3キロメートルにわたって白い砂浜が広がります。遠浅で波が穏やかなため、海水浴やマリンスポーツを楽しむのに最適です。

ビーチ沿いには、レストランやカフェ、ホテルなどが立ち並び、観光客向けの施設も充実しています。特に週末は多くの人々で賑わい、活気あふれます。

ビーチ沿いにはリゾートホテルも点在しており、快適な時間を過ごせるでしょう。高級ホテルだけでなく、ビーチ沿いには庶民的な海の家がズラリと並ぶ様子も圧巻。客の呼び込みも多いため、必要に応じたサービスがすぐに受けられます。ブンタウに来たらまずはこのバックビーチでゆっくり過ごす人が多いです。

キリスト像

ブンタウ キリスト像
ブンタウ キリスト像

キリスト像は、小山の頂上にそびえ立つ高さ約30メートルの巨大なキリスト像です。1972年に工事がはじまり、90年代に公式落成して以来、ブンタウのシンボルとして親しまれています。

像の内部には階段があり、頂上まで登ることができます。頂上からは、ブンタウの街並みと海岸線を一望できる絶景が広がります。

キリスト像の周辺は公園として整備されており、散策やピクニックを楽しむこともできます。特に夕暮れ時には、ライトアップされたキリスト像が幻想的な雰囲気を醸し出します。

キリスト像へ続く道は階段が多いため、歩きやすい靴で行きましょう。キリスト像は、ブンタウの主要な観光スポットであり、多くの観光客が訪れます。

フロントビーチ

ブンタウ フロントビーチ
ブンタウ フロントビーチ

フロントビーチは、ブンタウの中心部に位置する人気のビーチです。美しい砂浜と穏やかな波が特徴で、海水浴や日光浴を楽しむ人々で賑わっています。

ビーチ沿いには、レストランやカフェ、ホテルなどが立ち並び、観光客向けの施設も充実しています。特に夕暮れ時には、美しい夕日を眺めることができ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。

ビーチ周辺にはシーフードレストランが多く、新鮮な海の幸を堪能できます。フロントビーチは、ブンタウの主要な観光スポットであり、多くの観光客が訪れます。

ビーチでは、ジェットスキーやパラセーリングなどのアクティビティも多いです。フロントビーチは、ブンタウの活気ある雰囲気を満喫できる場所です。

ホーメイパーク

ブンタウ 遊園地

ホーメイパークは、ベトナムのブンタウにある広大な複合レジャー施設です。単なる公園ではなく、アミューズメントパーク、ウォーターパーク、動物園、寺院などが一体となった、家族連れからカップルまで幅広い層が楽しめる人気スポットです。

ホーメイパークにはアトラクションが充実しており、ジェットコースター、観覧車、ゴーカートなど、スリル満点の乗り物が充実しています。また巨大なプールやウォータースライダーもあり、暑い日でも涼しく楽しめます。

また遊園地へ行くには長いケーブルカーに乗ります。このケーブルカーからの景色はブンタウを一望できるので、ケーブルカーに乗るだけでも十分に観光ができるでしょう。室内での施設も充実しているため、天候が悪いときの観光にもおすすめです。

タンタム廟(鯨寺)

タンタム廟は、地元では「クジラ寺」としても知られており、漁師たちの守り神であるクジラを祀っています。

この寺院は、19世紀初頭にグエン王朝が海賊退治のためにブンタウに派遣した部隊によって建てられました。その後、漁師たちがクジラに助けられたといういい伝えがあり、クジラを祀る祠が設けられました。寺院の中には巨大なクジラの標本が祀られています。

タンタム廟の建築様式は、中国の影響を受けた独特のもので、美しい装飾や彫刻が施されています。毎年、旧暦の8月15日から18日にかけて、クジラの山車が市内を練り歩く祭りが行われ、多くの人々で賑わいます。

タンタム廟は、漁業と深く関わるブンタウの歴史と文化を伝える重要な場所であり、地元の人々の信仰の中心地となっています。

ブンタウ灯台

ブンタウ灯台

ブンタウ灯台は、1862年にフランスによって建てられたベトナム最古の灯台です。小山の頂上に位置し、ブンタウの街並みと海岸線を一望できる絶景スポットとして人気を集めています。灯台の高さは約18メートルで、内部にはらせん階段があり、展望台まで登ることができます。展望台からは、ブンタウの美しい景色を360度パノラマで見渡すことができ、特に夕暮れ時にはロマンチックな雰囲気に包まれます。

灯台周辺は公園として整備されており、散策やピクニックを楽しむ方も多いです。灯台へ続く道は美しい並木道となっており、散歩するだけでも気持ちが良いでしょう。

灯台の近くには、フランス植民地時代の砲台跡も残っており、歴史的な雰囲気があります。ブンタウ灯台はブンタウのシンボルとしても、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。

ニェットパン寺(涅槃寺)

ニェットパン寺は、涅槃仏を祀る寺院で、その美しい建築様式と静かで穏やかな雰囲気が特徴です。

1969年から1974年にかけて建てられたこの寺院は、ベトナムの伝統的な寺院建築と現代的な要素が融合した独特のスタイルを持っています。

特に目を引くのは、全長12メートルの巨大な涅槃仏像です。金色に輝く涅槃仏は、穏やかな表情で横たわり、訪れる人々に安らぎを与えます。寺院の境内には、美しい庭園や池があり、静かで落ち着いた雰囲気の中で参拝や瞑想ができます。

ニェットパン寺は仏教徒だけでなく、観光客にも人気のスポットです。その美しい景観と文化的な価値は多くの人々を魅了しています。見学に行った際に堂内が薄暗い場合は、袈裟を着た僧侶が明かりを灯してくれることもあります。

ブンタウにはこれ以外にも観光スポットがあるので、以下の情報も伏せてご確認ください。

ブンタウ観光完全ガイド!必見スポット15選と見どころを紹介

ブンタウ観光のポイント

ブンタウ市場
ブンタウ市場

家族連れにはホーメイパーク

  • ホーメイパークは、アトラクションやアクティビティが充実しており、子供から大人まで楽しめます。1日かけてゆっくり過ごすのもおすすめです。

効率的なタクシー利用

  • タクシーを利用すれば、時間を有効活用してブンタウの主要観光スポットを巡れます。ブンタウにはタクシーがあちこちいるため、急いで移動したいときにも便利です。

1泊してゆったり観光する

  • ブンタウはコンパクトな街なので、日帰りでも主要な観光スポットを巡れます。しかしより深くブンタウの魅力を堪能したいなら、1泊するのがおすすめです。

ブンタウ観光2日間のモデルコース

ブンタウで1泊する場合、以下のような過ごし方がおすすめです。

日時ルート
1日目:ビーチでくつろぐ1.フロントビーチでのんびりくつろぐ
2.市街地のチューンコンディン通りにあるカフェや雑貨店で食事や買い物
3.インペリアルホテル裏手で開催されるナイトマーケットを覗いてみよう
2日目:タクシーを使いブンタウ観光1.キリストの像で市内を一望
2.タクシーで移動し、ケーブルカー&ホーメイパークへ
3.タクシーで釈迦仏台へ
4.市街地に戻る

ブンタウの食事はシーフードが有名です。新鮮な海の幸を堪能しましょう。市街地にはベトナム料理だけでなく、様々な国のレストランがあります。また郊外の観光スポットへは、タクシーを利用するのがおすすめです。

ブンタウ観光の注意点

ブンタウは比較的安全な観光地ですが、いくつかの注意点があります。

まずビーチエリアでは、貴重品の管理に注意しましょう。置き引きやスリなどに遭わないよう、荷物は常に目の届く場所に置き、必要最低限の現金や貴重品だけを持ち歩くようにしてください。また、夜間の単独行動は避けたほうが良いです。

タクシーを利用する際は、メーター制のタクシーを選ぶか、事前に料金交渉を行うようにしましょう。ぼったくり被害に遭わないためにも、「Grabアプリ」を利用してタクシーを予約したほうが安心です。またバイクタクシーを利用する場合は、必ずヘルメットを着用しましょう。

そしてブンタウは一年を通して気温が高いため、熱中症対策も重要です。こまめな水分補給を心がけ、日中の外出はできるだけ避けましょう。また、日焼け止めや帽子、サングラスなどを持参し、紫外線対策も行ってください。

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ブンタウ観光の持ち物リスト

ブンタウ観光を快適に過ごすためには、以下の持ち物を用意することをおすすめします。

服装

  • 動きやすく、通気性の良い服装
  • 水着(ビーチで遊ぶ場合)
  • 日焼け対策用の薄手の長袖シャツやカーディガン

持ち物

  • 日焼け止め、帽子、サングラス
  • 虫除けスプレー
  • 常備薬(酔い止め、鎮痛剤、整腸剤など)
  • カメラ、スマートフォン、モバイルバッテリー
  • 現金(ベトナムドン)、クレジットカード
  • 海外旅行保険証
  • ビーチサンダル
  • タオル

その他あると便利なもの

  • ウェットティッシュ
  • 雨具(雨季に行く場合)

ブンタウへの行き方完全ガイド まとめ

ブンタウ アイキャッチ画像

ブンタウへの行き方は、ホーチミン市から「バス、高速船、ツアー」の3つの方法があります。

  • バス:ホーチミン市内には複数のバスターミナルがあり、ブンタウ行きのバスが頻繁に運行されています。所要時間は約2〜3時間です。
  • 高速船:ホーチミン市のサイゴン川から、ブンタウ行きの高速船が運航されています。所要時間は約2時間、費用はバスより高めです。
  • ツアー:最も安全で簡単な移動手段です。ホーチミン市からブンタウへの日帰り旅行ツアーが多数催行されています。ツアーには、移動手段、観光、食事が含まれている場合が多いです。

ブンタウは、美しいビーチと歴史的な観光スポット、そして美味しいシーフードが楽しめる魅力的な街です。最適なアクセス方法を選び、ぜひブンタウで素敵な旅の思い出を作ってください。